2015-12-01

仕事に新鮮さを感じなくなった時に刺激を取り戻すお手軽な方法

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年単位で同じ職場にいると、よくも悪くも仕事に慣れてきます

新入社員の頃は初めての社会人にドキドキしながら、
「よぉし、頑張るぞ!」とか「バリバリ仕事覚えるぞ、ウォー!」
みたいに誰しも感じていたと思います。
(感じなかった人は、それはそれである意味豪傑です 笑)

やがて、仕事の内容を覚えていき、会社の風土にも慣れて、
自分なりのやり方ができあがっていきます。

独自のスタンスが確立されるのはとてもいいことです。
ですが同時に、何となくマンネリ感を感じてしまうことはないでしょうか。

冷静に考えると贅沢な話ですが、「最近新鮮さというか、おもしろみを
感じないんだよね~」という声を各所で聞きます。
私もお恥ずかしながら、サラリーマン時代にそのように感じたことはありました(笑)

人間、惰性で生きていることを自覚し始めると、新たな刺激の可能性を
模索したくなります。

 

1.ズバリ、メモ魔になる

マンネリ感打破に向けたお手軽な解決策として、ズバリ、
メモをとるクセをつけることを推奨します。

「な~んや、拍子抜けしたわ」という声が聞こえてきそうですね(笑)

ですが、メモの習慣を侮ることなかれ

考えをすぐにメモにとるクセをお持ちの方は、実際のところどれくらい
いらっしゃるでしょうか。
もっとシンプルに、普段からメモ帳を持ち歩いているという方はどれくらい
いらっしゃるでしょうか。

「とりあえずカバンに入れています」では意味がありません。
メモ帳を持ち歩いていること自体を忘れていても、もっと意味がありません。

わざわざ革カバーのついた高級メモ帳を買う必要はありません。
100均に行けば、5冊セットを108円で買えます。

手の平サイズで充分です。
手の平サイズなら、ジャケットの内ポケットに入ります。
ジーパンのポケットにも入ります。

何かの景品でもらったメモ帳が活躍する時かもしれません。
「こんなんいらんわ」と不機嫌そうに机の奥にしまったあのメモ帳を、
せっかくなので引っ張り出してきましょう。

 

2.おもしろいことを探すセンサーのスイッチが入る

仕事にマンネリ感を感じ出してくると、脳も停滞し出します

ここで、気持ちとしては2通りに分かれます。

①「あ~あ、最近しばらく新鮮さを感じてないなあ」で終わる
②「何か新しいことはないか」と探しにかかる

①だと、停滞した脳はどんどん劣化を続けます。
仕事に慣れる→マンネリ感を感じる→気分的にイマイチ乗らない
のループが続くと、前向きな視点も曇ります。

②の状態を少しでも維持するために、メモをとることを推奨したいのです。

スマホのメモ機能やEvernoteといった記録アプリも有効ですが、
自分の手で書くと、残り方も強くなります。
頭の中で整理しながら書くこともできます。
手書きで文字を書くことが激減している昨今の、いい機会にもなります。

書いているうちに、いい言葉が浮かんでくることもあります。
食べながら空腹を思い出し、お腹が減っていないと思っていたのに
食が進む感覚と似ています。

メモを習慣的にとるクセをつけると、だんだんと「何か新しいことはないか」
「刺激はないか」と探すようになります。
メモ帳に書くためのネタを探す脳に切り替わっていくのです。

いわば、おもしろいことを探すセンサーのスイッチが入る状態です。

センサーのスイッチが入ると、自然と視野が広がっていきます。
ルーティン化されておもしろくなくなってきた仕事のやり方にも、
新しい光を当てようと意識し始めます。

今まで見過ごしていたものが、妙に気になり出したりします。
見えていなかったはずのものが見えてきたりもします。

マンネリ感を感じていた受動態勢から能動態勢に変わるきっかけになるのです。

 

3.メモをとる時に気をつけたいこと

思いついたアイデアは、一瞬でどこかに飛んでしまいます

ひらめいた瞬間は、いつまでも記憶に残っていそうな錯覚を起こします。
でも気づいたら、キレイさっぱり忘れてしまっているものです。
私もそれで、悔しい思いを何度もしました。

私がメモをとる時に気をつけているのは、以下の点です。

①日付を入れる

思いついたらその内容をすぐに書きたくなってしまいます。
いきなりアイデアを書いてももちろんかまわないのですが、
日付を入れておくとあとからわかりやすいです。

つけ足しでもいいので、西暦(年号)とともに入れておくと、
振り返りに便利です。

②単語のみを並べない

メモというと、単語のみを書いてしまいがちです。
特に、名詞をズラッと並べてしまう傾向にあります。

あとから読み返して自分がわかれば全く問題ないのですが、
私はできるだけ動詞を入れるようにしています。

「リンゴ、木」で終わらせるのではなく、「リンゴが木から落ちる」まで
書くということです。

名詞のみだと、時間が経った時に「リンゴが木になっている」のか
「リンゴの木を植えることにしよう」なのかわからなくなってしまいます。

サラリーマン時代に「字が汚すぎて自分でも読まれへんわ、ハハハ」と言う
自虐的な先輩がいましたが、内容を忘れることも同じくらいツライです。

③すぐにメモをとれない時は、小さい声でブツブツしゃべる

メモをとりたくてもとれない状態の時もあります。
そんな時私は、できるだけ忘れないように、書くべき内容をブツブツと
しゃべるようにしています。

普通の会話ボリュームでしゃべるとただの変な人ですので、
ひとり言の超小さいバージョンくらいの大きさで口に出して反復しています。
声にするのが抵抗がある場合は、心の中でひたすら繰り返すのも手です。

④対面相手の前で書く時は断りを入れる

メモをとりたい時に、目の前に相手がいる場合もあります。

マナーの問題ですが、そんな時はいきなりメモをとりだすのは避けたいところです。
すぐにでも書きたい場合は、相手に「ちょっとメモしていいですか?」と
断りを入れましょう。

それすら難しい場合は、③のブツブツの出番です。

⑤主観(自分独自の視点)をできるだけ入れる

書くメモの種類にも、色々あります。

瞬間的に思いついた仕事の企画、相手がふともらした名言、
今まで気づかなかった風景の変化に気づいた時、先輩のノウハウ。

それらを記録に残す動きをしている時点ですでに能動センサーは発動しています。
自分発の考え方をダイレクトに書き残す場合はそのままで大丈夫ですが、
人の考え方やノウハウをメモする場合は、そこに自分なりの視点や感想
追記できれば、あとから多角的に読み返せます。

「Aさんはこういう考えだった。すばらしい。私ならこう考えるかも」と
振り返ると、メモに将来性と柔軟性が加わります。

 

4.自分のためであり、相手のためにもなる

メモをとることはもともと自分のための行為です。
といいながら、メモ帳を持ち歩くこと自体、色々な場面で役に立ちます。

拙著『社内外にファンを増やす 感じよさの秘訣 壁を乗越えた営業マンはなぜていねいな仕事に本気でこだわったのか。』(長くてすみません)にも登場しますが、
メモ帳を持っているといざという時に武器になります。

相手に差し出すという動きができるからです。

デジタル全盛のこの時代、紙にペンで何かを書くというアナログ行為も
捨てたものではありません。
生身のやり取りには、体温を感じます。

あるいは、ふとした時にメモの記録内容が役に立つ場合もあります。
たとえば前回の打合せ内容についてメモしていた場合、相手が
「どういう話でしたっけ」となった時に確認することもできます。
議事録的な役割を果たすということです。

議事録確認のためにメモ帳を取り出したことで、クライアント(顧客)の
印象に残るかもしれません。

毎回必ずしも記録しているとは限りませんが、いつどこで役に立つか
わかりません。

「しまった、あの時メモしていれば」と後悔してしまう事態は避けたいものです。
メモをとることは、多方面で役に立つ行為なのです。

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