2015-10-30

好感度を上げた方がいい理由

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根本的な話になりますが、そもそもなぜ好感度を
上げた方がいいのでしょうか。

それは、

”スゴイ人”と1秒でも長く時間を共有するため

だと私は思っています。

 

”スゴイ人”の定義は色々あります。
成功者、社会的身分の高い人、人格者、その道の経験豊富な人、
言葉では言い表しにくいがなぜか好きな人。
人によっても、環境によっても、広義でも狭義でも解釈は変わってきます。
Aさんにとっては”スゴイ人”でも、Bさんにとっては”スゴイ人”ではない、
ということもあるでしょう。

好感度の定義も、実は色々あります。
マナー、性格、所作、仕事に臨む姿勢などに起因していることが多いです。
つまり、マナーがいい度、性格がいい度、などと置き換えることも
できるわけです。
場合によっては、モテ度と言い換える人もいるでしょう。

いずれにしても、その人のことを好き寄りかどうか、ということです。

私は「何となく感じがいい度合いととらえています。

この「何となく」がポイントで、仕事の場面にかかわらず、
「気づいたらこの人を選んでいた」という風に感じてもらえることが
理想だと思っています。

 

さて、”スゴイ人”というのは、スゴくなればなるほど好き嫌いが激しくなる
というのが私の実感です。

”スゴイ人”には、”スゴくない人”がわんさか寄ってきます。
社交辞令であっても、その全員に対応するのは大変です。
となると、対応相手を選別する必要が出てきます。
その基準が、好き嫌いなのです。

限りなく人間的な、これ以上細分化できない
とてもいい基準だと私は思います。

論理か感情か、という議論は確かに立ちはだかります。
でも、そこで
「この人は確かに大きな取引を持ってきてくれそうだけど、
何か好かんからやっぱり会うのやーめた」
と言えるかどうかが、大きな分かれ目だと思うのです。

「会うのやーめた」になる前には、ちゃんと”売上要因”として
その相手は1次選抜を通過しています。
”スゴイ人”は、感情の前にしっかり論理のふるいにかけているのです。
そのうえでの「やーめた」です。

以前にこちらのエントリー↓
好きな人とのおもしろくない仕事 vs 嫌いな人とのおもしろい仕事
でもお話しましたが、好きな人と一緒に仕事をするかどうかは、
モチベーションの根っこの部分に大きく関わってきます。

 

自分にとっての”スゴイ人”と1秒でも長く接触しなければ、
人生はおもしろくありません。

そして「好き」という土俵に上がることができなければ、
”スゴイ人”からは最終的に相手にされません
多少なりとも好感を抱いてもらわないと、お話にならないということです。
好感度を上げるというのは、土俵に上がる切符を手にするための
必要プロセスの1つなのです。

「好かれるために媚びへつらってヘコヘコしましょう」と
言いたいのではありません。
”スゴイ人”は、媚びへつらいの打算を見抜きます。
そしてウンザリしています。
社交辞令で”付き合ってくれている風”に演じてくれることもありますが、
全てお見通しだと思っていた方がいいです。

 

好感度を上げるためのマインドや方法論には、

相手視点でていねいな仕事をする

という要素が不可欠です。
相手視点というのは、ただおべんちゃらを言うことではありません。

よろしければ、当サイトの他のページや
拙著『社内外にファンを増やす 感じよさの秘訣壁を乗越えた営業マンはなぜていねいな仕事に本気でこだわったのか。』(長くてすみません)も
あわせてご参照ください。

相手視点のていねいな仕事は、具体的に思い浮かべてみると
当たり前のことが多いです。
ですが、口では「当たり前」と言おうとも、
それを実際にどれだけ実践しているかが大切な部分です。

 

好感度を上げることは、メリットだらけです。

①”スゴイ人”と時間を共有できる可能性が高まる
②既存顧客からの受注増加が見込める
③相手視点のクセがつくので、仕事が楽しくなってくる
④好感度を「上げる」ことを意識しているうちに、
 勝手に「上がる」ことが実感できる
 (=打算を外したところに、何かを感じるようになる)

一方、デメリットといえば、「妬まれる」くらいしか思いつきません(笑)
でもある意味、「妬まれる」のはいいことだと思います。
たとえ負の感情であれ、それだけ相手の意識内に存在しているからです。
「妬まれる」ということは、うまくいっている何よりの証拠です。

「好感度を上げる」という行為は、ただの媚び媚びテクニックではありません。
テクニックは大事ですが、その後ろに何を描くかです。
そのプロセスにこそエッセンスが凝縮されているのです。

・・・とエラそうに書いていますが、私ももちろんまだまだ発展途上の身ですので、
これからも邁進していく所存です。
今回のテーマは人間の根源部分に関わる壮大なものですので、
引続き、より進展性のあるお話を述べていければと思っています。

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